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ドリフターズ特集(その2)―坂本八のもとにあったのは実はクライド・マクファター


ナイアガラ記念日である3.21を前日にして、ついに届きました。
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これらのものについての感想はまた折々と。
最初に聴いているのは「魔法の瞳」から始まる『EACH TIME』。大瀧さん自身の本意はどうであれ、僕にとっても『EACH TIME』はこの形。1984年のあの早春の日々が蘇ります。

さて、ドリフターズ特集。正確には「いかりや長介がリーダーだったドリフターズも知らない人達が多くなったこの時代にルディ・ルイスがリード・ボーカルだったドリフターズについて語ること」の(その2)です。

最初はやはりクライド・マクファターがリード・ボーカルの曲。
ドリフターズは1953年にクライド・マクファターを中心に結成されたグループ。結成時のグループ名はクライド・マクファター&ザ・ドリフターズ。でも、クライド・マクファターは1954年にはドリフターズを脱退。つまりクライド・マクファターがドリフターズにいたのは2年足らずのこと。
デビュー・シングルは「Money Honey」。リード・ボーカルはもちろんクライド・マクファター。



この曲はエルヴィスにカバーされていますね。エルヴィスにカバーされた曲といえば、この「Such A Night」も。



それからクライド・マクファターがリード・ボーカルだったドリフターズの曲といえば、フォー・シーズンズや大瀧さんにもカバーされたこの「Honey Love」。



最後は何といってもこの「White Christmas」。
この曲のリード・ボーカルは2人。低音で1番を歌っているのがビル・ピンクニー。そして高音で裏声のひっくりかえしをつかいながら2番を歌っているのがクライド・マクファター。



以前にも書きましたが、この曲のパターンを使って大瀧さんは「お正月」を歌いました。坂本八とトランク短井という変名を使って。



1番はトランク短井。フランク永井の歌い方を真似ていますが、もとにあるのはビル・ピンクニー。
そして2番を歌っているのが坂本八。もちろん坂本九の歌い方て歌っているのですが、もとにあるのはクライド・マクファター。
アイデアの素晴らしさと曲のクオリティでいえば、この「お正月」に勝るものはないような気がします。

クライド・マクファターの、特にドリフターズに在籍していた時の歌唱法は非常に個性的で、大瀧さんも強く惹かれていたようです。
スコラでの坂本龍一さんとの対談では「公序良俗に反する歌唱法。人前で歌うのを憚られる歌唱法」と表現していました。で、その歌唱法をまさにエルヴィスが受け継いだんですね。
そういう流れがあることを知った上での「お正月」。しかも日本のポップスにつなげているのだからすごいです。単なる思いつきじゃないんですね。
坂本九の歌い方も「公序良俗に反する歌唱法。人前で歌うのを憚られる歌唱法」とまではいかなくても、相当に個性的です。
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by hinaseno | 2015-03-20 12:03 | ナイアガラ | Comments(0)