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by hinaseno
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Dodger!


大瀧さんがプロデュースした布谷文夫さんの『悲しき夏バテ』の歌詞カードには「深南部牛追唄」の歌詞の下にこんな言葉が添えられています。
※この唄は、アメリカ深南部地方に古くから伝わるトラディショナルソング「牛追い唄」よりヒントを得てさんばかトリオが作ったものである。詳細を知りたい方は「牛追い唄」を参照のこと御知らせ致します。

「アメリカ深南部地方に古くから伝わるトラディショナルソング「牛追い唄」よりヒントを得て」というのはもちろんウソ。歌詞カードに平気でウソを書かせるなんてさすが大瀧さん。でも、これを信じて曲を探した人いるんでしょうか。
「さんばかトリオ」というのはもちろん大瀧さんと伊藤銀次さんと布谷文夫さん。ただしクレジットはそれぞれの変名、多羅尾伴内、銀杏次郎丸、ジミー蘭越となっています。

さて、前日貼った「深南部牛追唄」はライブバージョン。やはり布谷さんのアルバムに収録されたバージョンを聴いてもらわなくてはいけません。曲は最高にカッコいいです。個人的にはボブ・ディランの「I Want You」に似ていると思っています。
というわけで、この音源の20:50あたりからお聴きください。



1975年1月に放送された「ゴー!ゴー!ナイアガラ」。この日はナイアガラの特集ということで伊藤銀次さんと山下達郎さんがゲストに来ています。終始冗談ばかり言ってげらげら笑い通しなのですが、とりわけ「深南部牛追唄」に関する話は大瀧さんと銀次さんの間で最高に盛り上がっています。いかにその曲作りが楽しかったかがよくわかります。
ここでの話の中で大瀧さんが布谷さんは歌入れのときに予定していないことをアドリブでぽっと言っちゃうんですね。だから大瀧さんはそれを逃すまいと、曲が始まる前からテープを回し続けていたようです。
「深南部牛追唄」のアドリブではなんといっても「だじゃ」ですね。曲の切れ目ごとに言ってます。
岩手では「〜だべ」の変わりに「〜だじゃ」という言葉が使われているようすね。共通語の「〜だろ」に該当する言葉。北海道出身の布谷さんがそれを知っていて使ったのか、あるいは咄嗟に出てきた言葉だったのか。

布谷さんの「だじゃ」は英語の「dodger」にも聞こえます。
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by hinaseno | 2015-01-16 12:24 | ナイアガラ | Comments(0)