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by hinaseno
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『アメリカン・ポップス伝パート4』の第一夜で語られた物語(2)


RAMAレーベルとGEEレーベルをつなげるクロウズ(The Crows)の「Gee」を紹介した後で、ようやくドゥーワップの歴史の第1項・第1章で語られるレイヴンズ(The Ravens)が登場します。つながりは「鳥」。クロウズ(The Crows)の”crow”は小型のカラスのこと。先輩のグループ名の”raven=大型のカラス”にあやかって名づけたんだろうということで、レイヴンズの代表曲「Count Every Star」がかかります。
で、続けてこの曲のカバーが紹介されます。歌っているのは「ゴー!ゴー!ナイアガラ」でも何度も曲がかかっている大瀧さんの大好きな女性シンガーのリンダ・スコット(Linda Scott)。大瀧さんがはじめて「Count Every Star」を知ったのはきっとリンダ・スコットの歌ったものでしょうね。やはり中学時代。

レイヴンズとくれば、第1項・第1章に出てくるソニー・ティル&オリオールズ(Sonny Til & The Orioles)の曲が次にかかるかと思うと、そう行かずに、もう1曲レイヴンズの曲がかかります。かかったのは達郎さんが言っていた「Ole Man River」ではなく、時期外れな「White Christmas」。曲を書ける前に大瀧さんもこの一言。
「かなり早いけど、メリー・クリスマス」
この後またまた、別の項、別の章の曲が紹介されます。つながりはヴォーカル・アレンジが全く同じであるということ。で、かかったのはドリフターズの「White Christmas」、そして大瀧さんの変名であるトランク短井の「お正月」。このあたりは大爆笑。

そしてようやくオリオールズの代表曲「Crying In The Chapel」がかかります。もちろんグループ名が鳥の名前であることも紹介。ここからスワローズ(The Swallows)、カージナルス(The Cardinals)、フラミンゴス(The Flamingos)と、鳥の名前をグループ名にしたグループの曲が続けてかかります。レイヴンズの影響で鳥の名前をグループ名にしているのが多いんですね。オリオールズとカージナルスは同じ名前のメジャー・リーグのチームがあることも紹介。野球好きの大瀧さんならでは。

さて、今回聴き返していて、びっくりしたのはフラミンゴスの2曲目にかけた曲。フラミンゴスは達郎さんがカバーした曲をはじめ結構有名な曲が多いのですが、大瀧さんがかけたのは意外な曲。
大瀧さんも「めずらしいナンバーを紹介しましょう」と言ってこの曲をかけます。



なんとちょっと前に紹介したばかりのドン・ロバートソンの作った「I Really Don't Want To Know」(レーベルにはA. Whitelyという別の名前が記載されています。ドン・ロバートソンの変名?)。「アメリカン・ポップス伝パート1」の第4夜でエディ・アーノルドのバージョンで紹介されています。ただ今回は作曲者のことには何も触れず「フラミンゴスはカントリーの『知りたくないの』をカバーしていたんですね」とだけ言っています。
ここにもエルヴィスつながりが、こっそりと入れられていたとは。

この後は「鳥」の名前以外のグループの曲をいくつか紹介。活動した場所、レーベル(おもにシカゴ周辺)つながりでいろんな曲がかけられます。やはり僕にとってのドゥーワップの原点である『アメリカン・グラフィティ』の挿入歌がかかると何ともいえない気持ちになってしまいます。例えばスパニエルズ(The Spaniels)のこの「Goodnite, Sweetheart, Goodnite」とかはたまりません。



大瀧さんもその気持ちをわかってくれているようで、かなり長い演奏時間をとって、エンディングもきちんと入れた編集をしていました。
へえ〜っと思ったのは、この「Goodnite, Sweetheart, Goodnite」という曲は、スパニエルズがヴィー・ジェイ(Vee-Jay)というレーベルに移籍したときのヒット曲だったんですね。ヴィー・ジェイといえば、のちにフォー・シーズンズが移籍してきて、たくさんのヒット曲をとばすことになるレーベル。
大瀧さんはヴィー・ジェイ時代のフォーシーズンズが大好きだったので、そのあたりの話も聴いてみたかった。
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by hinaseno | 2014-09-08 08:29 | ナイアガラ | Comments(0)