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by hinaseno
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「レコード会社はRAMA(ラマ)、R(アール)A(エイ)M(エム)A(エイ)」


先日、ハートビーツ(The Heartbeats)の「Everybody Loves Somebody」の音源をYouTubeで探して貼ろうとしたとき、レーベルに書かれたRAMA(ラマ)という文字を見て、おっと。

RAMAといえば...、といって話を始めようと思いましたが、その前にRAMAレコードでどんなシングルが発売されているか調べてみました。こちらにRAMAで発売されたレコードがずらっと。写真も載っていました。

やはりドゥーワップが多いですね。たぶんほとんどがニューヨークのグループ。大好きなハープトーンズ(The Harptones)の「That's The Way It Goes」と「The Shrine of St. Cecelia」の2曲がRAMAから出ていたというのが一番の驚き。ハープトーンズの中でも最も好きな2曲ですから。ちなみにハープトーンズがデビューしたのはBRUCE レコード。

ハートビーツの「A Thousand Miles Away」もRAMA。ハートビーツは「I Won't Be The Fool Anymore」という曲も。これもとっても素敵なバラード。。

『ゴー!ゴー!ナイアガラ』のバラード特集でもかかったヴァレンタインズ(The Valentines)の「Don't Say Goodnight」もありますね。大好きな曲。ヴァレンタインズはクロウズ(The Crows)やレンズ(The Wrens)とともにRAMAでたくさんのシングルを出しています。それほど有名なグループではありませんが、大瀧さんはバラード特集でヴァレンタインズの曲をもう1曲かけています。ヴァレンタインズが好きだったのかもしれません。ヴァレンタインズというグループ名も気になります。
ちなみに何度もドゥーワップ特集をされたことのある達郎さんはヴァレンタインズの曲をリクエスト特集で1回かけただけ。

RAMAレコードのリストに載っていた曲では、先程のレンズの「C'est La Vie」も大好きな曲です。
それにしても1956年から57年にかけてRAMAから発売されたシングルはなんと素晴らしいバラードばかりなんだろう。続けて聴いているとため息が出てきます。

さて、このRAMAというレーベル。関心を持ったきっかけはやはり大瀧さんでした。以前、一度RAMAについて調べかけていたのですが中断していました。で、先日、RAMAというレーベル名を見たときに、大瀧さんのこの言葉が蘇ったんですね。
レコード会社はRAMA(ラマ)、R(アール)A(エイ)M(エム)A(エイ)ですね。

RAMAといえばなんといってもこの曲です。



クロウズの「Gee」。ドゥーワップのアップテンポの曲では特に好きな曲。この曲はビーチ・ボーイズが『スマイル』で素晴らしいカバーをしていることでも有名です。
一応ビーチ・ボーイズの「Gee」も貼っておきます。実際には曲の最初の部分だけカバーしているだけですが。



大瀧さんのRAMAの話はこの「Gee」につながります。
語られたのはアメリカン・ポップス伝パート4の第一夜。
最初にフランキー・ライモン&ティーネイジャーズ(Frankie Lymon & The Teenagers)の大ヒット曲「Why Do Fools Fall In Love」をかけたあとに、このRAMAの話が出てきます。
「Why Do Fools Fall In Love」ですけれども、これはニューヨークのGEE(ジー)という会社から発売されました。G(ジー)E(イー)E(イー)ですね。このレーベルを作ったのはギャンブル好きで有名なジョージ・ゴールドナー(George Goldner)です。で、GEEといいますと、これと同名のヒット曲がありました。
〈ここで曲がかかる〉
え〜、クロウズ(The Crows)の「Gee」ですね。これは「Why Do Fools...」よりも3年前の53年のヒット曲でR&B2位となる大ヒット曲でした。レコード会社はRAMA(ラマ)、R(アール)A(エイ)M(エム)A(エイ)ですね。RAMAはジョージ・ゴールドナーが最初に作ったレコードレーベルです。ゴールドナーは両親がヨーロッパからの移民でニューヨークで育ちました。そして40年代にTICO(ティコ)というレコード会社を作りまして、レコード・ビジネスに参入していました。最初はラテンのレコードを出していたんですね。その中からティト・プエンテ(Tito Puente)の曲を聴いてみましょう。「Abaniquito」という曲で49年の録音です。
〈ここで曲がかかる〉
この後にこのレコード会社をやめましてニューヨークの大ボス、モーリス・レヴィ(Morris Levi)と共同で作ったのが先程のRAMAというレコード会社でした。そして5枚目のシングルの「Gee」が大ヒットとなって、まっ、これはツキがまわってきたなと思ったのでしょう、ゴールドナーは、その「Gee」という曲にあやかってGEEというレーベルを作ったわけです。そしたらフランキー・ライモンの大ヒットが出たと。まっ、こういうことでした。
「Gee」のヒットをとばしたクロウズですけど、彼らもニューヨーク、ハーレム出身の若者たちでした。”crow”とはからすですね。これは先輩にレイヴンズという大型のからすです。それがいたので自分たちを小型のからすにしたのではないかと思います。では、その大がらす、レイヴンズの曲を。

ここから次々にドゥーワップの名曲がかかります。トランク短井の曲も。

改めて考えてみると、この日の(だけではありませんが)番組の始まり方はすばらしいですね。あの日、ラジオの前でこれ以上ないほどわくわくさせられながら聴いていたことを思い出します。限られた時間なのに、番組の構成が素晴らしいとしかいいようがありません。
で、ふと、この何年か前に別のラジオ番組で大瀧さんが語られた言葉を思い出したのですが、それを探すのに時間がかかってしまいました。それについてはまた次回に。
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by hinaseno | 2014-09-05 11:31 | ナイアガラ | Comments(0)