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by hinaseno
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村上春樹の新作『女のいない男たち』が発売されました。もちろん発売当日に購入。どんな状況であれこれだけは続けています。
本を手にするとまず装画と装丁がだれかを最初に確認します。特に村上さんのは気になります。
装画は信濃八太郎。雑誌連載時と同じ。ただ雑誌に掲載されたときには白黒で今回のはカラーなのでかなり印象が違います。
装丁は大久保明子。前作『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』と同じ。調べてみると大久保明子さんは『向田邦子全集』の装丁も手がけられています。持ってないけど素敵な本です。

『女のいない男たち』は久しぶりの短編集。『東京奇譚集』以来ですね。最初の2篇「ドライブ・マイ・カー」と「イエスタデイ」は雑誌に掲載されたときに読みました。あとはいずれ単行本になるときに読めばいいと思ったので雑誌は購入しませんでした。結果的に、この2篇だけ、いくつかの理由によって少し改変されたようなので買っておいてよかったな、と。
村上さんにはめずらしい「まえがき」には、その内容の変更に関するいきさつが少し書かれています。「イエスタデイ」に関しては著作権関係の人から「示唆的要望」があったとのこと。訳というには程遠い歌詞なのにね。

本に関して装画と装丁を確認するのと同様に、というかそれ以上にレコードやCDを手に入れると、かなり細かくクレジットを見ます。全然クレジットが書かれてないものもありますが。
まずは収録曲の作詞作曲家、プロデューサー、アレンジャー。ここまでは基本。それから演奏しているミュージシャンの名前、レコーディングスタジオ、もちろんデザイナー...。こういうのをいつから見るようになったのかはわかりませんが、ある時期から当たり前のようにしています。思わぬ発見があったりしますからね。そこには新しい発見以上のものがあります。”More Than A New Discovery”です。でも、この作業を人に見られたときにはたいてい不思議がられるのですが。

つい最近の”More Than A New Discovery”な話を。
CDの整理をしていて、思わず目を留めたのがこのCD。
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ペイジ・クレールという女性の唯一のアルバム。はっきりいってジャケ買いです。収録曲がいいのは確認していましたが。
でも、いいアルバム。ペイジ・クレールという人は歌手ではなさそうで、ボーカルもどこか頼りない感じのするところがあったりもしますが、それがいいんですね。
久しぶりに聴き返してみていいなと思ったのは「It Was Always You」。浮遊感のあるソフトロックですね。今の季節にピッタリ。
曲を書いているのはだれだろうとチェックしたらCharles StrouseとLee Adamsのコンビ。このコンビの一番有名な曲は「Bye Bye Birdie」でしょうか。でも、なんといってもジョニー・ソマーズの歌った「One Boy」が最高ですね。「アメリカン・ポップス伝」の最後の最後にかかった1960年の曲です。「One Boy」ってミュージカル『Bye Bye Birdie』の挿入歌だったんですね。

さて、ペイジ・クレールの裏ジャケを見ていたら(CDなのでかなり小さな字で大変なのですが)こんな言葉か書かれているのに気づきました。
Special Thanks to Jackie Ward for all her help.

なんとジャッキー・ワード(aka ロビン・ワード)の名が。
これを見る限り、このアルバムでの彼女のボーカルをジャッキー・ワードが全面的に支援していたんでしょうね。かまととぶった歌い方を指導したのも彼女だったかもしれません。
それからいくつかの曲で聴かれるコーラスも、クレジットはされていませんが、ジャッキー・ワードが歌っているはず。
この曲のコーラスもきっとジャッキー・ワード。


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by hinaseno | 2014-04-19 10:24 | 雑記 | Comments(0)