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Talks About Music, Books, Cinema ... and Niagara


by hinaseno
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佐野元春×浦沢直樹(その2)


番組の見れなかった前半部分、そこでおそらく佐野さんの漫画好きなこと、漫画家になりたかったことが語られていたんでしょうね。

佐野さんの漫画といえば、すぐに思い浮かぶエピソードがあります。
それは1982年3月のこと。場所はハワイから戻る飛行機の中。
隣に座っていたのは杉真理さん、そしていうまでもなく大瀧さん。ナイアガラ・トライアングルVol.2が完成して、そのプロモーションもかねてハワイに行かれたんですね。飛行機嫌いの大瀧さんは嫌がったかもしれませんが。
その帰りの機内で佐野さんは持っていた何枚かの紙に漫画を描き始めます。イラストではなくて漫画。ちゃんと吹き出しも付いていて、きっとストーリーもあったんでしょうね。
それを見ていた大瀧さんはその漫画を気に入ったようで、で、どうしたかというと。

佐野さんに向かってこう言います。
「その漫画の版権を譲って欲しい」

冗談なのか本気なのかわからなくて、当然佐野さんはびっくり。でも、大瀧さんは本気(大瀧さんの本気には冗談も含まれているんでしょうけどね)。
で、その絵をナイアガラの帰属にするということで、10枚を1万円で購入することで話をまとめます。2人でニッコリと微笑んで握手しているところを写真に収めて契約完了。

このエピソードについての大瀧さんのコメント。
ハワイの飛行機の中で彼のイラストを何枚か見て気に入ったんだけど、ちょっと少女漫画風でね。吹き出しの所にコメントが入ってるんだけど、そこに彼の面白さが表れてたね。佐野って真面目な人間だって思われてるけど、今、真面目と不真面目っていうのをすぐ対比させてとらえる傾向があると思うのね。で、そういう意味で両面を持っていると思う。         
                         (『MUSIC STEADY』 1985年3月号より)

ちなみにこれは1985年発売の『ELECTRIC GARDEN』に収められた本の中に収められた、佐野さん自身を描いたイラスト。指が6本?
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佐野さんがさらっと描いたイラストは、どこかジョン・レノンが描いていたものに似ているような気がします。
でも、きっと大瀧さんが佐野さんから買ったのは、もっと細かく描き込んだものだったんでしょうね。
その漫画、どこかで公になっているのかな。
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by hinaseno | 2014-04-07 08:17 | 雑記 | Comments(0)