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by hinaseno
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佐野元春×浦沢直樹(その1)


昨夜、風呂上がりにテレビをつけたら佐野元春さんが出ていてびっくり。
だれかとの対談。
もちろんその対談相手はすぐにわかりました。漫画家の浦沢直樹さん。びっくり、びっくり。

「SWITCHインタビュー 達人達」という番組。この番組、以前、内田樹先生と能楽師の観世清和さんの対談があったときに一度見たもの(素晴らしい内容で録画して何度か見ました。内田先生の家の内部が見れて感動)。
その後も、この番組を何かの機会にちらっと見たような気がしますが、佐野さんと浦沢さんが対談されているのを見て心ときめきました。ただし、10時から始まった番組は、すでに半分近く経過。嬉しい気持ちと悔しい気持ちを抱えたまま番組を見ました。

佐野さんのことについてはこのブログ的には説明はいらないと思うので浦沢直樹さんのことを。
実は浦沢さんの漫画にものすごくどっぷりとはまった時期がありました。
もともと漫画少年で、高校生くらいまでは漫画家になりたいなんて思って漫画を描き続けていて、もちろん漫画もたくさん読み、テレビアニメもたくさん見ていたのですが、大学生になった頃からぱったりと漫画を読むのをやめてしまいました。

たぶん20年くらい前のある日、テニス帰りにたまたま立ち寄った喫茶店で、めったに手にとらない週刊誌を手にとってみたら(『ビッグコミックスピリッツ』ですね)、そこにテニスをテーマにした漫画が載っていたので読んでみたら、いっぺんに引き込まれてしまいました。それが浦沢直樹さんの『Happy!』。
それから毎週その喫茶店に通っては『Happy!』を読むというのがひとつの習慣になりました。ただ、その喫茶店もあるときに閉店。というわけで、ときどき書店で単行本を立ち読み。その後出た完全版は買いました。
それからまた別のある日、ある年下の知人が、これ、きっと気に入ると思うよって紹介してくれた漫画がありました。それが例の『20世紀少年』。『ビッグコミックスピリッツ』で『Happy!』のあとに連載されたものですね。僕が読んだのはちょうど単行本の第1巻が出た頃。
これには衝撃を受けました。あまりにドツボの漫画だったので。
といいつつ、自分では買わずに借りて読んだり立ち読みしたり。でも、ある日、全巻、大人買いしました。
その後『PLUTO』も、何巻かは買って読んでいました。
というわけで、1995年くらいからの10年間は浦沢さんの漫画ばかり読むという日々が続いていました。

『20世紀少年』がなぜドツボだったかというと、そこに描かれていた少年の日々の記憶が、まさに僕が過ごしていたものとそっくりだったんですね。仲間といっしょに秘密基地を作ったり、宝物を埋めたり。
そしてもうひとつ、『20世紀少年』には「音楽」がありました。そう、浦沢さんは音楽、特にボブ・ディランが大好きなんですね。

10年くらい前、確か『プロフェッショナル 仕事の流儀』に浦沢さんが出られて、和久井光司さんといっしょにギターで曲を演奏しながら歌を歌っている姿を見てなるほどなと思ったものです(浦沢さんと和久井さんはときどきアゲインでライブをされているのを知ったときにもびっくりでした)。

昨日の番組の最初の方は見ていなかったのですが、どうやらミュージシャンになりたかった漫画家と、漫画家になりたかったミュージシャンの対談というのがひとつのテーマだったようですね。

ちょっと長くなってしまったので、この続きはまた明日にでも。

ところで、ジーン・ピットニーといえば村上春樹の『1973年のピンボール』につながっているのですが、ボブ・ディランというと『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』を思い浮かべます。
レンタカー会社の女の子がディランの声を「まるで小さな子が窓に立って雨ふりをじっと見つめているような声」と表現しているのが好きです。そんな素敵な表現ができるレンタカー会社の女の子ってどこかにいるんでしょうか。

というわけで今日は朝からディランを聴いています。一番好きなのは『Blonde On Blonde』に収められた「I Want You」という曲。
そういえば『Blonde On Blonde』の1曲目は「Rainy Day Women #12 & 35」。村上春樹の短篇に「雨の日の女 #241・#242」というのがありますね。
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by hinaseno | 2014-04-06 09:09 | 雑記 | Comments(0)