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by hinaseno
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コーデッツの「Soft Sands」と安西水丸さんのこと


ちょっとしたきっかけで朝から聴いているのはコーデッツ。
50年代後半に活躍していた女性コーラスグループ。大好きなグループです。レコードのジャケットもシャレたものが多くて何枚か買いました。一番好きなのは何かに腰かけた4人(コーデッツ?)の足とスカートだけが見える10インチのレコード。『ジャケガイノススメ』で知りました。裸足の女性の足の赤く塗られた指が魅力的です。
そのレコードには収められていませんが、パソコンに入っているコーデッツの曲を聴いていて耳を留めたのは、この「Soft Sands」という曲。



詞もとってもロマンチックです。海をテーマにしたブロークン・ラヴ・ソングはどれも素敵ですね。
Now that you're gone

I'm alone on the shore

You're not walking with me

So the song of the sea

Isn't sweet anymore
But the soft soft sands

Are the same soft sands

Where we once had such fun

In the warm summer sunshine

あなたがいなくなってしまって
海辺にいるのは私ひとりだけ
あなたは私といっしょに歩いてはいない
だから海が奏でる歌は
全然心に響かない
でも、柔らかい、柔らかい砂は
かつて私たちが
暖かい夏の日差しの中で
あんなにも楽しんでいた柔らかい砂と同じ

この曲を聴きながら眺めていたのは、先日亡くなられた安西水丸さん関係の本。安西水丸さんの突然の訃報を知ったのは大貫妙子さんの本が見当たらなくなったときで、ぼんやりと水丸さんのことを考えながら夜を過ごしていました。

水丸さんの本で一番好きなのは、やはり村上春樹との共作の『象工場のハッピーエンド』です。ここに収められている水丸さんの絵がなければ、僕はこの本を、そして村上春樹という作家を今ほど好きになっていただろうかと思うくらいに、死ぬほど好きな本です。

それから、この日のブログでも触れた『町の誘惑』の「牛窓」も読み返しました。ちなみにその日のブログのタイトルは「白い港」。もちろん『ナイアガラ・トライアングルVol.2』に収められている大瀧さんの曲。

水丸さんの絵は、大瀧さんの曲と同じように心地よいブリーズが吹き抜ける「夏」の風景につながっています。

夏の風景の記憶といえば、何年か前の夏、知人とある民家を改造したカフェに行ったとき、その日は客が多くてめずらしく2階の部屋に通されました。北と南の窓を開け放していたので、涼しい風が吹き抜けていました。
座ったテーブルのわきに何冊かの本が置いてあって、その中にあったのが水丸さんのちょっと昔のエッセイ集。それがとっても素敵なエッセイで、夏の涼し気な風の吹き抜ける部屋にぴったりの本。その本、どこかで見つけられたらと思っていましたが、なかなか見つけられず、いつの間にか本のタイトルも忘れてしまいました。

『町の誘惑』の「牛窓」には、牛窓の海にうかぶヨットの絵が描かれています。右のページの稲越功一さんが撮った写真は、『カンゾー先生』の舞台になった通りですね。
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by hinaseno | 2014-03-31 10:43 | 雑記 | Comments(0)