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ページの端を折って


昨日一日聴いていたのは「夏のペーパーバック」。現『EACH TIME』の1曲目の曲。LPのときにはA面2曲目でした。何度も書いたようにLPのときのA面1曲目は「魔法の瞳」。その栄えある座を奪った曲ですね。なんて表現をすると、まるで僕が「夏のペーパーバック」をあまり好きではないように思われるかもしれませんが、そんなことはなくて大好きな曲です。でも、やはり個人的には「A2」の方が収まりがいい感じがしています。
その理由はというと、この「夏のペーパーバック」で地声と裏声のひっくり返りが多用が、『A LONG VACATION』のA2である「Velvet Motel」に通じているように感じたからでしょうか。「夏のペーパーバック」は「カナリア諸島にて」の流れにある”さわやかな”曲として作られたようですが、僕はこの曲にどこか”小品”としての魅力を感じているんでしょうね。僕なりの勝手な「A2の理論」です。
ちなみに「Velvet Motel」つながりでいえば、「Velvet Motel」の原題は「Summer Breeze」。「夏のペーパーバック」の歌詞の最初には「渚に吹く風」。

でも、僕の勝手な「A2の理論」を吹っ飛ばして「夏のペーパーバック」は1曲目の曲となり、そのインストルメンタル・バージョンは「アメリカン・ポップス伝」のテーマソングへと。ちょっと複雑な心境でした。

そんなことはさておき、この曲も本当に素敵な曲。松本隆さんの詞も最高です。大瀧さんんの裏声をからめた歌唱も魅力的。「夏のペーパーバック」は『EACH TIME』の中で最初に録音されたので(それゆえに1曲目に置かれてるんですね。『ロンバケ』の「君は天然色」と同じく)、歌い方もまだ『ロンバケ』の感触が残っています。

そういえば、「ペーパーバック」というのが何なのかを知ったのもこの曲でした。それ以前にビートルズの「ペーパーバック・ライター」は聴いていましたが。
で、この曲がきっかけでペーパーバックを、まともにきちんと読まないのに、いくつも買うようになりました。最初に買ったのが何だろうかと考えていたのですが思い出せません。でも、買った場所が神戸の元町にあった丸善だったことは覚えています。たぶん村上春樹が訳した本の原書。レイモンド・カーヴァーだったかな。

ペーパーバックのコーナーに行くと、いつも僕の頭の中には「夏のペーパーバック」が流れていました。そして、夏になると買ったペーパーバックを持って海に行って読むってこともよくやりました。
で、読むのを中断するときには、もちろん「ページの端を折っ」て。

さて、このブログもちょっと、もしかしたらしばらく中断する可能性があります。僕なりには「ページの端を折って」おくくらいの気持ちではあるのですが。
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by hinaseno | 2014-03-26 08:59 | 雑記 | Comments(0)