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by hinaseno
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ジェリー・ゴフィンのクッキーズ・サウンドと「Velvet Motel」(その1)


またまた昨日ブログをアップした後で気づいたことですが、一昨日の2月11日は、キャロル・キングの音楽パートナーでもあり、元夫でもあるジェリー・ゴフィンの誕生日だったんですね(日本のウィキペディアは間違ってます)。
生まれた年はバリー・マンと同じ。たった2日違い。しかも生まれた場所はブルックリン。いやはやなんとも。
そのジェリー・ゴフィンが今日の話の中心になりそうです(たぶん)。

さて、先日書いた「大胆な仮説」の話にようやく戻ります。「Velvet Motel」の根底にあるのはクッキーズの「Chains」、あるいはIdalia Boydの「Hulla Hoppin'」だという話。
結論的に言うと根拠は何もありません。メロディの一部が似ているとかというわけでもありません。

話は少しそれますが、僕は「ゴー!ゴー!ナイアガラ」のある特集を聴いたら、かかった曲を iTunesのプレイリストに並べて入れるようにしていて(最近は曲がかかっていなくても、大瀧さんが何らかの形で紹介された曲も入れるようにしています。結構興味深い曲が多い)、2回目のキャロル・キング特集でかかった曲を聴いていたときのことでした。こんな並びです。

1. Point Of No Return / Gene McDaniels
2. Sure Gonna Miss Her / Gary Lewis & The Playboy
3. Chains / The Cookies
4. Don't Say Nothin' Bad (About My Baby) / The Cookies
5. Will Power / The Cookies
6. Go Away Little Girl / Steve Lawrence
7. Poor Little Rich Girl / Steve Lawrence
8. I Want to Stay Here / Steve Lawrence & Eydie Gormé
9. Walking Proud / Steve Lawrence

この後にも曲は続くのですが、ここまでの曲を何度か聴いているうちに、不思議な気持ちにとらわれることとなりました。一種のデジャヴュ。この風景はどこかで見たことがあるという既視感。
で、すぐにそれがどこの風景につながっているのかがわかりました。

これって、『ロンバケ』の1、2、3じゃん、と。

どういうことかというと、1曲目と2曲目が一体化して「君は天然色」に、3曲目から5曲目が一体化して「Velvet Motel」に、6曲目から9曲目が一体化して「カナリア諸島にて」に重なって聴こえてきたんですね。あくまで、感覚的な話。
でも、この感覚、あながちいい加減なものでもないなと思うようになりました。

作家時代のキャロル・キングの曲の主要な曲は大別すれば3つに分けることができます。
ひとつは、あの黄金律を生かしたリバティ・サウンドの曲。対象はハイティーンの若者でしょうか。それからスティーヴ・ローレンスに提供したタイプの、20歳以上の大人を対象にした曲。
で、もうひとつが、ローティーンを対象にしたガールポップ。
特にColpix-Dimensionレーベルの一連の曲。代表はリトル・エヴァ、クッキーズ、アール・ジーン。これらの曲、いずれもプロデュースはジェリー・ゴフィン(アレンジはキャロル・キング)。
当時のジェリー・ゴフィンのプロデューサーとしての能力がどれほどのものだったかというのはおいといて、ある種、共通したインパクトのあるサウンドを作っていたことは確か。ほとんどの曲にクッキーズが関わっているので”クッキーズ・サウンド”とでも名づけてもいいかもしれません。

というわけで、ジェリー・ゴフィンがプロデュースした”クッキーズ・サウンド”の曲を並べてみます。
まずはクッキーズの「Chains」。



同じくクッキーズの「Don't Say Nothin' Bad (About My Baby)」。



もう一曲クッキーズの「Will Power」。



それからクッキーズのリード・ボーカルでもあったアール・ジーンの「I'm Into Something Good」。この曲は大好きです。1964年の曲ですね。この曲ももちろんキャロル・キング特集(その2)でかかっています。



次は、クッキーズがバック・コーラスを務めたリトル・エヴァの「The Loco-Motion」。



同じくリトル・エヴァの「Keep Your Hands Off My Baby」。これも大好き。このリトル・エヴァの2曲は1回目のキャロル・キング特集でかかっています。



そして、先日も紹介した、リトル・エヴァの妹のIdalia Boydの「Hulla Hoppin'」。バックはたぶんクッキーズのはず。



このIdalia Boydの「Hulla Hoppin'」は、 いかにも大瀧さん好みの曲なのですが、キャロル・キング特集でも、別の日のガール・グループ特集でも一度もかかっていません。
ただ、紹介はしてるんですね。リトル・エヴァの妹のIdalia Boydが「Hulla Hoppin'」という曲を歌っていると。
でも、どうやら大瀧さんはそれを人から聴いただけで、当時まだシングル盤を手に入れることはできていなかったようです。ぜひ聴いてみたいと言っていたような気がします。
この話、キャロル・キング特集で大瀧さんが話されていたように思っていたのですが、確認しようとしたら見当たりません。一体、いつしゃべったのやら。

いずれにしても「Velvet Motel」を考えるとき、このクッキーズ・サウンドが根底にあったというのが僕の仮説です。
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by hinaseno | 2014-02-13 09:33 | ナイアガラ | Comments(0)