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by hinaseno
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霧の中の「Velvet Motel」


昨日は久しぶりに「ゴー!ゴー!ナイアガラ」の、まだ聴いていなかったものを聴きました。もちろん曲目をあらかじめチェックすることなく。
昨日聴いたのはジョー・ミーク特集。イギリスのフィル・スペクターと言われる、独特のサウンドをもったプロデューサーですね。
やはり、と言うべきか、いきなり、この曲がかかります。
ジョン・レイトンの「Johnny Remember Me」。邦題は「霧の中のジョニー」。



この曲を、何の予備知識ももっていなかった頃、ある日突然聴いたときの驚きは今でも忘れない。もう何十年も前の話ですが。
ある夏の暑い日、昼食をとろうと、たまたま立ち寄った飲食店で、カウンターに座ってランチを食べているときに、店の有線からこの曲が流れてきました。有線なので曲名も曲紹介も何もなし。
何なんだ、これは!って、おそらく僕の顔色は相当に変わったはず。体は完全に固まってしまいました。カウンターの向こう側にいたお店の人はびっくりしたでしょうね。
あわててメモ帳を取り出して、たぶんこんなことを書きとめたと思います。
ジョニー、remember meって繰り返されてる。さらばシベリア鉄道にそっくり

ラジオでバッファロー・スプリングフィールドを初めて聴いた時の細野さんみたいですね。

曲のタイトルは何度も繰り返されている「Johnny Remember Me」だろうと思ったのですが、さてどうやって調べたらいいか。パソコンやインターネットも普及していない時代の話。
調べたのは3冊持っていた「FOREVER」という、オールディーズの専門誌の巻末に載っていたカタログ。この雑誌の発行人である宮下静雄さんの名前は大瀧さんの『GO! GO! NIAGARA』のアルバムのクレジットにもこう載っています。
Special Thanks To 宮下静雄(Forever)

で、そのカタログの中にジョン・レイトンの「Johnny Remember Me」を見つけたんですね。でも、それを実際、耳にしたのはもう少し後だったでしょうか。ジョー・ミーク関係のCDなんて当時1枚もありませんでしたから。
ただ、その間、ジョー・ミークというプロデューサーが関わっていること、大瀧さんがジョー・ミークのファンであること、「ゴー!ゴー!ナイアガラ」でもジョー・ミークの特集をしていることなどが次第にわかってきて...。いや、いい時代でした。
そういえば、いつかの新春放談で、達郎さんが、アメリカのフィル・スペクターとイギリスのジョー・ミークと日本の大瀧詠一を世界の三代変人だって、大瀧さんを目の前にして言ってましたね。

その「ゴー!ゴー!ナイアガラ」のジョー・ミークの特集を、あの夏の日から何十年もの時を経て、聴いている(聴くことができている)なんて信じられない思いです。

ところで、ジョー・ミークに関していうと、僕はそれほどにははまらなくて、「Johnny Remember Me」の入った『The Joe Meek Story - Volume 2: 1960-61』を1枚買ったっきり。
昨日聴いたジョー・ミーク特集では「Johnny Remember Me」とThe Tornadosの「Telster」以外は知らない曲ばかり。
その中でとびっきり素敵な曲がかかったんですね。大瀧さんも「非常にきれいな曲」として紹介しています。
The Tornadosの「Chasing Moonbeams」という曲。曲を書いたのはThe Tornadosのキーボード・プレーヤーのロジャー・ラヴァーン。



これ、あの黄金律(クリシェ)を思いっきり使っているんですね。いや、びっくり。スナッフ・ギャレットのリバティ・サウンド・ミーツ・ジョー・ミークって感じです。先日紹介したボビー・ヴィーの「Each Night」にそっくり、というかそのまんまなメロディが出てきたりします。すごく気に入ってしまって、昨日はこればっかり聴いていました。

ところで、特集ではジョン・レイトンの「Lonely City」という曲もかかったのですが、この曲の邦題は「霧の中のロンリー・シティ」。「霧の中の...」が多いですね。イギリスだからでしょうか。
で、「霧の中の...」といえば、「霧の中のメモリーズ」という方が(お二人のユニット名だということを教えていただきました)、すごいお仕事をされていて、それを紹介させていただきます。話の流れがちょっと強引ですが。
なんと「ゴー!ゴー!ナイアガラ」をデータベース化されたんですね。何度も紹介している「circustown.net」という、こちらのサイトで見ることができます。お二人でなされたとはいえ、大変な作業だったと思います。本当に頭が下がります。

データベースのタイトルは「各自で」。
そう、これは本当に大瀧さんが亡くなられた後の「各自で」行なわれる作業の大きな手助けになるもの。僕もすでに何度も利用させてもらっています。
「霧の中のメモリーズ」さんに心から感謝します。

話が「Velvet Motel」に戻りませんでした。
あの大胆な話はどこにいっちゃったんだ、という状況が続いています。「雪の中」ではなく、「霧の中のVelvet Motel」になっていますね。
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by hinaseno | 2014-02-12 09:45 | ナイアガラ | Comments(0)