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by hinaseno
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「恋するカレン」について語るときに、僕の語ること(2)


「恋するカレン」の中に意識的に大きく取り入れられたもうひとつのバリー・マンの曲の話をするつもりでしたが、その前にちょっとだけ別の話を。

「恋するカレン」がバリー・マンだけになってしまうことに”抵抗”を覚えたのか、大瀧さんはこの曲に右派のバリー・マンとは反対側に位置するジェフ&エリーの要素を取り入れているんですね。
ジェフ&エリーの曲は大瀧さんも言っているように、少ないコードで作られた、すごく単純な曲が多いのですが、一つ特徴的なのは、大瀧さんの表現でいえば、曲の途中で”小ネタ”が入ること。Aメロ、Bメロ、サビとは別のフレーズがちょこっと入る。で、大瀧さんはその”小ネタ”が好きなようで、自分の楽曲でも数多く実践されています。

「恋するカレン」でも、その”小ネタ”を取り入れます。”小ネタ”というにはあまりに魅力的な部分ですが。
もちろんそれは曲の後半の、こう歌われる部分ですね。
「ふと眼があうたびせつない色の まぶたを伏せて頬は彼の肩の上」

このフレーズから本来のメロディに融合されていくところ、そしてエンディングにかけての流れは、何度聴いても鳥肌が立ってしまいます(モメカルの演奏もこのあたり、すごく工夫を凝らしています)。

ちなみにこの部分のアレンジはもちろんロネッツの「I Wonder」。この曲の1:30あたりに出てきます。フィル・スペクターがプロデュースしたジェフ&エリーの曲。



ちなみに「I Wonder」は『SNOW TIME』に収められた「リアスの少年」でもやっています。大瀧さん、「I Wonder」がとっても好きなんですね。
ただし、曲の中にジェフ&エリーの要素まで取り入れたことで、結果的に曲はさらに”大作”度合を増すことになったのですが、やはりあの部分があってこその「恋するカレン」ですね。

さて、ここから曲はいよいよエンディングへ。サウンドもコーラスもどんどん分厚くなって、大瀧さんも最高の”歌謡”を披露しています。そんな中で聴こえてくるのは...。
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Commented by まき at 2014-01-18 09:02 x
私はあの「小ネタ」の由来はWalk Don't Runのブリッジだと思っていました。
Commented by hinaseno at 2014-01-18 20:17
大瀧さんは達郎さんとは違ってベンチャーズ世代ではないようです。
by hinaseno | 2014-01-18 08:34 | ナイアガラ | Comments(2)