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Talks About Music, Books, Cinema ... and Niagara


by hinaseno
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アゲインで弦楽四重奏による小津安二郎の「早春」を聴く(7)


モーメント・ストリング・カルテットによって演奏された曲の1曲目は「アゲイン(Again)」。小津の映画とは関係のない曲です。
あらかじめ、セット・リストが配られていたのですが、僕はそれを見ないでいましたので、最初にこの曲が演奏され始めたとき、聴き覚えのあるメロディだなとは思いつつも、しばらくはそれが何であるかわかりませんでした(かなりゆったりした演奏でしたので)。
「アゲイン」を最初に演奏するのは、モメカルがアゲインでライブを行う時の恒例になっているんですね。曲を作ったのはライオネル・ニューマン。僕のブログでも何度か登場しているランディ・ニューマンの叔父さんです。
石川さんが店の名前を「アゲイン」と決めるには、いろんな理由があったようですが(最終的に決められたのは、内田先生だったと理解しています)、そのきっかけのひとつが、この曲を石川さんが大好きだったこともあるようです。
僕ももちろん「アゲイン」ができる前から、この曲が大好きでした。ちなみに僕がこの曲を知ったのは、というよりもこの曲を好きになったのは、リッキー・ネルソンが歌ったこのテレビ・バージョンでした。彼の家族が出演していた『オージーとハリエット』という番組の中で歌われたもの。



と言っても、番組を見たわけでもなく、このバージョンは、2001年にBear Familyから出たリッキー・ネルソンのボックスに収められていて知りました。かなり最近のこと。その後、いろんな人の歌うものも聴いてみて、やっぱりこのリッキー・ネルソンがギターをつまびきながら歌っているのが一番好きです。

さて、ライブの前編で演奏された曲のほとんどは、小津の初期の作品で、僕が見ていない映画も多く、どれも初めて聴くようなものばかり。何度か見ている『晩春』や『麦秋』、『お茶漬の味』ですら、そんな曲が使われていたっけ、という感じ。ちなみに前編でかかった曲の作曲者は伊藤宣二と斎藤一郎。
石川さんも言われていたように、小津の曲といえば、やはり『東京物語』以降に作曲を手がけられた斎藤高順の作品のイメージが強く、僕が聴いていたのもそればかり。
というわけで、ライブの後篇にそれらはいよいよ演奏されることになります。

ちなみに前篇で最高だったのは、ゲストの居島一平さんの一人芸。その題材がなんと『早春』。居島さんは小津の映画の中で『早春』が最も好きとのことで、映画のいくつかの場面を再現されたのですが、これがもう笑えるのなんのって。特に五反田でおでん屋をやっている浦辺粂子と淡島千景の会話なんてツボにはまってしまって笑いが止まらなくなりました。できれば「腰巻」の会話もやってもらいたかったです。
とにかく見事な『早春』のカバーでした。いつか全部見たいですね。

ところで、昨夜突然気づいたことなのですが、「アゲイン(Again)」を逆に並べると「Niaga」ですよね。「ナイアガ」。別に言い換えれば「ナイアガラ(Niagara)」を逆に並べ替えたら「ar-again」。「あ〜、アゲイン」。「アゲイン」と「ナイアガラ」はシンメトリックな関係になっていたんですね。今の今まで気づきませんでした。
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by hinaseno | 2013-12-21 14:26 | 雑記 | Comments(0)