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by hinaseno
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アゲインで弦楽四重奏による小津安二郎の「早春」を聴く(5)


アゲインでちらっと見たモメカルのリハの演奏風景の余韻を強烈に引きずりながら(いまだに引きずっています)、武蔵小山の商店街に向かいました。
正直なところ、武蔵小山という場所は東京の中心部からは外れているので、これほどににぎわいのある商店街だとは思っても見ませんでした。

商店街を入るとすぐにブックオフがあったので、最近はブックオフに立ち寄ると必ず向かっている小林旭のコーナーへ。大瀧さん監修の「アキラ」シリーズ、あるいは「童謡集」がないかと探しているのですが、ラッキーなことに「アキラ4」がありました。
1曲目に大瀧さんの番組でもかかったお気に入りの「自動車ショー歌」が収められているアルバム。



いわゆる冗談音楽のはしりといえるのでしょうか。曲を作ったのは狛林正一はなく叶弦大。ごきげんな曲です。
もう一曲。この「恋の山手線」という曲も収められています。こちらの作曲は浜口庫之助。山手線に乗ったときにはこの曲が頭の中を流れていました。



モメカルを聴いたときのとろけるような気持ちから少し回復して、さらに商店街を奥へ、奥へ。でも、このころになるとさすがに足の疲れを感じてきて、しかもかなりお腹がすいてきました。
そういえば石川さんから、大瀧さんが見えられたとき、この商店街のどこかの中華料理屋で食事をされたという話をうかがっていたので、その店の名前、大瀧さんが食べられたものをきちんと聞いておけばよかったと後悔。
でも、開演前にアゲインの名物メニューを食べてみようと思い直し、がまんすることに。
ただ、商店街の端までは歩く気力もなくなり、入場の時間までペットサウンズにいることにしました。

これが日の暮れた後のペットサウンズ。こんな風景、たまらないですね。涙が出そうになりました。
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で、再びペットサウンズへ。このときに買ったのが『VANDA』という雑誌。昔はこの雑誌、岡山の中古レコード屋にも置かれていて、よく買っていましたが、今はその店もなくなってしまい、今年『VANDA』が復刊されたのを知って、ぜひ手に入れたいと思っていました。
お目当てはアゲインでもよくイベントをされている宮治淳一さんの「バリー・デヴォーゾンと語った午後」。
バリー・デヴォーゾンというソングライター、プロデューサーは前からずっと関心を持っていた人でしたので(この日のブログでも少し触れています)、絶対に読みたいと思っていました。曲集めは前からちょくちょくとはしていたのですが、知らなかった曲をいくつも発見。これでどうやら「バリー・デヴォーゾン・ソングブック」が作れそうです。
バリー・デヴォーゾンといえば、超有名な、あの曲、この曲があるのですが、クリスマスの時期になると聴きたくなってしまう、大好きなシェルビー・フリントが歌った「Little Dancing Doll」という曲を紹介しておきます。何年か前に達郎さんのサンソンでかかって、あまりにも気に入ってレコードを探して買いました。曲を書いたのはバリー・デヴォーゾンとボディ・チャンドラー。



ペットサウンズで、ときどきは森さんと話をしながら小一時間ほど店内をまわっていたときに、森さんから、こう声をかけられました。
「平川さんですよ」
そうです、あの平川克美さんが目の前に。
あまりに突然のことで、かなり舞い上がってしまい、きちんとした自己紹介すらできませんでした。
というわけで、平川さんといっしょにアゲインの店内に。僕の席は平川さんの隣に用意されていました。うれしいやら照れくさいやらで、舞い上がった状態はずっと続いて、話してみたかったことはほとんどふっとんでしまいました。あれもこれもうかがいたかった…。
それでもいくつかうかがった話の中で最もうれしかったのは、現在の小津の『生まれたはみたけれど』の研究が終わったら、次は『早春』の隣町探偵をされるということ。それからさらにこの一言。
「牛窓にも行くよ」
もうこれだけで大感激でした。

さて、かなリお腹がすいていたので、開演の前に食べたのがアゲイン名物の焼きおにぎりと、新名物になりつつある納豆ラーメン。どちらもとってもおいしかったです。
ただ、僕が納豆ラーメンを食べているときに横から平川さんが、「納豆は、ごはんだろう」というつっこみを入れられていたのですが。
そういえばライブが始まって、石川さんが笠智衆のまねをして着物姿で登場したときにも、「似合わねえぞ」とか「着物がでかいぞ」とか、次々につっこみを入れられていて、そのつっこみがめちゃくちゃ面白くて、笑いが止まらず大変でした。

というわけで、前段の話が長くなりましたが、いよいよモメカルのライブが始まりました。
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by hinaseno | 2013-12-19 09:01 | 雑記 | Comments(0)