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by hinaseno
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アゲインで弦楽四重奏による小津安二郎の「早春」を聴く(3)


東京の方が日が暮れるのが早い。
うすうすとはわかっていたことではあったのですが、夕方という時間がこんなにも短いとは。もちろん最も日の短い時期でしたが、でも、姫路や岡山と比べて30分くらい早い。

ホテルにチェック・インする前に行っておきたい場所がありました。それが雑司ヶ谷。
先日紹介した「失業者の夕暮」という詩の影響もあってか、雑司ヶ谷には夕暮れ時に行ってみたいと考えていました。
でも、ペットサウンズを出る頃には(そんなにゆっくりしていたわけではありませんでしたが)、4時頃だというのに、すでにかなり日が暮れかけていて、もう30分くらいしたら完全に日が暮れてしまいそうでした。

もともと宿泊先は、小津の『早春』と縁の深い蒲田近辺を探していたのですが(最初は川本三郎さんの本で素敵な旅館だと紹介されていた、千鳥町という、石川さんや平川さんの実家に近い観月という旅館に宿泊することを考えていたのですが、昨年閉館していました)、なぜかその日だけどこもいっぱい。次に、やはり『早春』と関わりのある五反田付近を探したのですがそこもいっぱい。
で、ようやく見つけたのが武蔵小山から直線距離で2kmくらい北にある祐天寺という場所。
アゲインのある武蔵小山からは電車では2つ乗り換え、やや大回りになることがわかっていましたが、ここであれば雑司ヶ谷へも行きやすそうでしたので、夕方、雑司ヶ谷を訪ねてから祐天寺に行く予定にしていました。

でも、おそらくこのまま雑司ヶ谷に行けば、着いた頃には真っ暗。真っ暗な中、墓地を歩くわけにもいかないですね(あまり気持ちがいいものではないし、だれの墓なのか分からない)。森さんにも、明日の朝にされた方がいいですよと言われ、結局、直接祐天寺に行くことにしました。これは予定外。一旦渋谷まで行くにしても、あるいは反対側の自由が丘に行くにしてもかなり大回り。で、結局、歩くことにしました。
でも、実は道はかなり複雑。石川さんに、一旦学芸大学まで行く分かりやすい道を教えていただいたのですが、目黒郵便局辺りまで来たとき、まだ日が少し残っていたのでせっかくだから、iPhoneのGoogle Mapを見ながら祐天寺まで歩くことに決めました。
目黒郵便局から祐天寺までは広い道路はなく、複雑に入り組んだ路地が縦横斜めに走っています。人と車の流れがありそうなところを辿りつつ、東京の路地歩き。

結果的にはこれがとても楽しかった。大きくはないけれど商店街らしきものがずっと連なっているんですね。
例えばこれは祐天寺近くの商店街。名前は何と「昭和通り」。
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このサイズの、車がようやく一台通れるくらいの商店街は、僕の実家あたりでは完全に廃れてしまっているのですが、ここはちゃんと生きています。
チェック・インをすませて向かったのは、昭和通りを歩いているときに見つけていた中古レコード屋さん。あとで石川さんにこのレコード屋のことを話したら、よく見つけたなと驚かれていました。小さいながらも、ジャズやクラシックが充実していて、本当はゆっくり見たかったのですが、時間と荷物のことを考えて結局何も買わず早々に店を出て、再び来た道をアゲインに向かいました。ちなみに祐天寺近くの商店街には雰囲気のいい古書店もあることに翌朝気づきました。立ち寄りたかった。

アゲインに向かう途中、iPhoneの充電をしなかったことに気づきました。充電器もホテルに置いてきたかばんに入れたまま。これは大失敗。あとでいろんなことで結構困ることになりました。写真すらあまり撮らない方がいい状態。さあ、いよいよこれからという時なのに。
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by hinaseno | 2013-12-17 09:32 | 雑記 | Comments(0)