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Talks About Music, Books, Cinema ... and Niagara


by hinaseno

Claire De Lune, Summer of ‘61(3)


昨夜、空を見上げたらきれいな月が出ていました。調べたらやはり満月。「月の光」の話をしていたのでグッド・タイミングでした。考えてみると、月と波は関係が深いですね。というわけで、まず、波の音の画像を。 これまでのとは別の画像です。



ところで先日、久しぶりに神戸に行ってきました。
来月、閉店することがきまった海文堂へ行くため。神戸に行ったら必ず立ち寄っていた大好きな書店だったので本当に残念。
海文堂って、店の名前も最高なんですね。「海」プラス「文」。実際、海に関するいろんな書物がおかれています。

海文堂はブックカバーも素敵で、海文堂だけは必ずカバーをつけてもらいます。
濃いマリンブルーに白く描かれた帆船。最高ですね。
ちなみに買った本は鶴見俊輔の『もうろく帖』。文庫本サイズの素敵な本。こういうの普通の書店には売ってません。あるいは売っているとしてもどこにおかれているかわかりません。

で、神戸に行くとなると、やはり必ず立ち寄る中古レコード屋さん。今回はあまり時間がなかったのでハックルベリーだけに。
まず見つけたのはリッキー・ネルソンの「トラヴェリン・マン / ハロー・メリー・ルー」のシングル。それから次に見つけたのがスティーヴ・ローレンス&イーディ・ゴーメの『COZY』というアルバム。リッキー・ネルソンの「トラヴェリン・マン / ハロー・メリー・ルー」と同じ1961年に出たアルバム。
『COZY』というと、達郎さんにも同じタイトルのアルバムがありますね。居心地のいいとか、そんな意味だったかな。ちょうどその数日前にイーディ・ゴーメが亡くなっていたので、追悼する意味でもいいタイミングでした。
Claire De Lune, Summer of ‘61(3)_a0285828_8173984.jpg

ラッキーだったのはそのアルバムの中にハリー・ウォーレンの知らない曲が収められていたこと。「Would You Like To Take A Walk」というタイトルの素敵な曲です。二人の幸せそうなかけあいが聴けます。



さて、このレコード、家に戻ってチェックしたらCDになっているのがわかりました。スティーヴ・ローレンス関係のCDは以前はあまり出ていなかったのに、いつの間にかいろいろと出てたんですね。
そのCDは『COZY』と『Two On The Aisle』の2in1で、さらに5曲のボーナストラックが入っています。何といってもスティーヴ・ローレンスの「Go Away Little Girl」が入っているのがうれしいですね。それからイーディ・ゴーメのもっとも有名な「恋はボサノヴァ」も。

他には、と思って見たら、スティーヴ・ローレンスの「My Claire De Lune」という曲が。
おお、"Claire De Lune"!
発表されたのは1961年の夏。The Raysの「Magic Moon (Claire De Lune)」ともほぼ同じ時期。 そういえば、リッキー・ネルソンの「トラヴェリン・マン / ハロー・メリー・ルー」も夏にヒットしているはず。
で、作者名を見ると、なんとあのリーバー&ストーラー! 
エルヴィスやドリフターズ、あるいはコースターズに数々の名曲を作っているリーバー&ストーラー。

1961年に大ヒットしたリーバー&ストーラーが作った曲といえば何といってもこれですね。アレンジはスタン・アップルバウム。ギターはアル・カイオラ。



この曲と同じ頃に作られた「My Claire De Lune」。クレジットにドビュッシーの名はありません。
いったいどんな曲なのでしょうか。
by hinaseno | 2013-08-22 08:36 | 音楽 | Comments(0)