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Talks About Music, Books, Cinema ... and Niagara


by hinaseno

「228」 is a MAGIC NUMBER


かなり気合いの入ったブログが続いていましたので、ちょっとユルい内容の話を。こういうときにはやはり木山さんの話になります。

大好きなボブ・ドローが音楽を担当した『Multiplication Rock』というアルバム(数字を歌で学ばせようと子供向けの教育番組用に作られたもの)の中に「THREE IS A MAGIC NUMBER」という曲があります。ボブ・ドロー自身が歌った素敵な曲。このアルバムの中で最も愛されている曲でしょうか。


考えてみたら、というか考えてみなくてもすぐにわかることですが、「3」は大瀧さんにとってまさにマジック・ナンバーですね。大瀧さんの愛してやまない長嶋さんの現役時代の背番号も「3」でしたし、昨日触れた10・8のときの長嶋さんの背番号も「33」でした。
そしてもちろん「トライアングル」も三角形。
それだけでなく、大瀧さんの思考方法も、まさにトライアングルな構造を持っていると思っています。
多くの人は何かに強く惹かれると「〜だけ」という形でそれだけに凝り固まってしまいがちなのですが、大瀧さんの場合は、とりあえずそれを真ん中において、その右には〇〇があり、左にには□□がある、という構図を作って、その対比の中でものごとの本質を見極めようとします。これは簡単なようで難しい。でも、僕はこの思考方法に強く影響を受けていることは確かです。たぶん僕のOSになっています。

「228」 is a MAGIC NUMBER_a0285828_8525865.jpgそれはさておき、昨日ネットのニュースを見ていたら、南太平洋のトケラウという、サンゴ礁で出来た小さな島国の話が出ていました。僕は太平洋の南の島に昔からものすごく惹かれるところがあって、写真集を買ったり、南の島の物語を読んできたりしました。その流れで知った作家が池澤夏樹です。彼の南洋に関する小説、エッセイ、紀行文は大好きで、一時期本当にはまっていいました。
夏樹と春樹の時代がしばらく続きました。

ですからいまだに南洋の島には、ネット上の小さな記事でもパット目が行ってしまいます。そこに点在するサンゴ礁でできた島は、このまま地球温暖化が進めば今世紀中に海の底に沈んでしまうと近年言われていて、トケラウもそんな島のひとつなんですね。で、おそらく温暖化を少しでも遅らせようと、電力源を100%太陽光にするとの記事でした。小さな島の小さな努力。でも、こういうのが広がっていってくれればいいと思います。

で、ちょっとトケラウに関心を持ったので、ウィキペディアでトケラウのことを調べてみました。すると興味深い数字が並んでいたんですね。項目ごとの世界で何番目かの数字。

面積228位、人口220位、GDP227位。

偶然にしては、おもしろいように220番台の数字が並んでいます。
人口の順位の数字は最も小さな友愛数の組み合わせの片方の数字である「220」です。
でも、何より興味があるのは面積の順位の数字、「228」です(GDPも1つ違い)。
そう、いうまでもなく、姫路時代の木山さんの謎である”あの数字”です。まさにマジック・ナンバー。

大正11年の木山さんのことを改めて考えようと思います。

南の島の話が出てきたので、松田聖子のこの曲を。
曲を作ったのはもちろん大瀧さんです。
「四月」の歌ですが、この曲を初めて聴いたのは10月くらいだったと思います。

by hinaseno | 2012-11-10 08:57 | 木山捷平 | Comments(0)